Eternity

196×164㎝ キャンバス、アクリル

 

作品概要

 

 本作はJulia Risa Parryと、京都在住のアーティスト高石瑞希によるコラボレーション作品です。2016年7月から9月にかけて制作され、独立美術協会主催の第84回独立展に入選。同年秋、六本木・国立新美術館と大阪市立美術館で展示されました。

 

 タイトルの「Eternity」は、英国詩人 William Blakeによる作品から引用。普遍的なメッセージをもつ詩文から着想を得て、現代人に向ける形で絵画として昇華しました。

 

 

“Eternity”

 

He who binds to himself a joy

Does the winged life destroy

He who kisses the joy as it flies

Live in eternity’s sunrise

 

快楽に執着する者は

翼のついた命を壊す

飛び去る快楽に口づけして見送る者は

永遠の日の出のなかに生きる



 制作のプロセス 

 

 本作品は、大阪府 堺市文化振興財団主催のイベント「堺アートワールド2016」でのライブペイントを端に発しました。2014年から同イベントに出展していたJulia Risa Parryは、新たなタッグを組む形で高石とのコラボを決定。事前のイメージ共有や、数回の打ち合わせを経て、2日間・計12時間の共同制作を行いました。

 

 制作過程においては主に、Julia Risa Parryがタッチを活かしながら色面を構成し、その上に高石がモチーフや緻密なパターンを乗せています。レイヤーとしてそれを何度も繰り返すことで、バランスの崩し合いを生みだし、画面上にダイナミックな転換を起こしていきました。この手法では平面的な描画でありながら、幾つものレイヤーを持つ表現が可能になります。



第84回 独立展


 

 イベント終了後の約一ヶ月半をかけて、第84回独立展への応募に向けた作品のブラッシュアップを行いました。独立展とは、毎年10月に独立美術協会が六本木・国立新美術館で開催する展覧会のことで、所属する会員の作品に加え、一般からも公募を行います。2016年度も約110名の会員による審査が行われ、「Eternity」は80年以上の歴史を持つ同協会にとって、史上初となる合作での一般入選を果たしました。また同年11月には、独立大阪展として大阪市立美術館に巡回展示されました。